別居の理由

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細かな点で違いはあるにしても、別居の理由は大きく分けるとパターンがあります。それぞれによって対応策も異なるので、どれに該当するかを知ることは、離婚や復縁といった次のステップに移るための第一歩となります。

それでは、具体的な理由について見ていきましょう。

性格の不一致

離婚の理由として定番であるだけに、別居において、これを原因として挙げる方も多いでしょう。性格の不一致といってもカバーしている範囲が広い言葉であるため、実際にはもっと細かなことが気になっていたりします。

たとえば、電気をつけっぱなしにしている、浪費癖が直らない、共働きなのに家事に協力しない、感謝の言葉やいたわりがないといったことがあります。夫婦であっても他人なので、相手の性格のすべてが気に入るわけではないでしょうから、時には話し合いやルールの設定によって問題を解決できる場合があります。

経済的な理由

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たとえば夫の収入が不十分であったり、仕事を辞めてしまって給料が途絶えてしまうといった問題をはじめとして、お金は決して小さくない問題です。大別すると、稼ぎが不十分である例と、浪費がひどい場合があります。

経済的な問題は人生を破綻させる危険性すらあるため、別居だけではなく、場合によっては離婚の理由にもなります。相手が長年にわたって培ってきた癖や習慣は一朝一夕に改善できるものではないため、あまりにひどければ借金生活に陥ってしまいます。

身の危険

夫や妻からのDVがひどい場合には、安全を確保するために別居する必要があります。緊急性があれば、たとえ一方的に出て行ったとしても正当な理由として認められるので、離婚に際して不利になるわけでもありません。

いくら夫婦であったとしても、身の危険を感じるような状況に長居するのは賢い選択ではありません。行政や警察の助けを借りる手もあるので、このような理由があるときには、一人で抱え込まないようにしましょう。

別居には正当な理由が必要

結婚しているのであれば、同居義務があります。そのため、勝手に出て行ってかまわないわけではありません。個人の自由のように感じるかもしれませんが、離婚の調停や訴訟になった場合には不利な立場に置かれます。

また、理由は原則として相手に伝えておきましょう。もっとも、DVの場合のように交渉自体が困難な場合には仕方ありませんが、そうでなければ相手方からの同居の請求に対し、根拠を示して話す必要があります。



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